50代半ばの家移りと勉強の日記

めし、フロ、家づくり、慶應通信、ついでのアレコレ

【土地探し 3-#1】家に求めるモノは?

銀鼠です。我が家の土地探し〈自爆旅〉のつづき。
よかったら、このあたりから読んでください。
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ここまで、

  • 無知ゆえに、資産価値の低い〈旗竿地〉Aをつかまされ、200万損切りした話
  • 「ココだ」と思った土地Bを、契約寸前で掻っ攫われた話

をしてきたが、今回も一波乱である。

土地Bの顛末のあとで、ぐったりというかあんぐりというか、ともかくも憔悴しているわれわれを見て、ここまでお世話になってきたヘーベルハウス営業MY氏から、
「この先、どうしますか。ここでもう土地探しは止めますか。それとももう少し探してみますか」と問われた。
「ちょっと一晩考えてみます」といったんその場を辞してみたが、わたしの気持ちとしてはただただ憤りでいっぱいだった。疲れたという言い方もできようが、ここで引き下がったら200万損しただけで終わってしまい、しかももう土地探しは怖くて手をつけないだろうという予感がした。年齢からしても最後のチャンスではある。

乗りかかった船、という言い方もある。
幸い、ヘーベルハウスの営業氏は、いまのところわれわれの味方のようである。
もわたしは、そのまま〈土地探し〉をつづけることにし、その意思を営業氏に伝えた。

メモ帳を見ると、2022年2月5日には、3回目に紹介してもらった土地Cに見学に行っている。紹介してもらったのは、自宅マンションから数駅向こうの物件。
物件の最寄り駅のR駅、はっきり言うが「ここかよ」という気がしていた。それでも、まあ百聞は一見にしかずである。勉強という意味合いでも見てみることにした。

まず土地であるが、土地Bよりも広い。36坪くらいある。ほぼ真四角で形も問題ナシ。ただし北側に開けている。玄関が北側になる。目の前は小さな公園で開放感はある。住宅街で静か。周囲に大きな建物はない。
見た瞬間に「広いなあ」と思った。そりゃ、20坪弱の土地Bからすれば36坪は広く感じられるはずだ。駅からのアクセスもスムーズ。余計な信号も大通りもないし、商店街を抜けていくから買い物にも便利そう。
想像と違って、われわれは「いいじゃないか」ということになった。

「銀鼠さんたちは、家に広さを求めているんですね」と営業氏に言われ、なるほどと気づかされた。たしかに、いまのマンションから引っ越すべき理由の最大のものが「狭さからの解放」であるからだ。
いままで〈便利〉という点だけに無意識のうちに固執してきたが、〈便利〉というならいまのマンションに敵うところはおそらくありますまい。
「このあたりで、それなりの土地の広さを求めようとしたらなかなかできないですね」と営業氏は言った。われわれは今度こそという思いで購入の申込みをした。
そしてまた、思わぬところでひっくり返されるのである。