50代半ばの家移りと勉強の日記

めし、フロ、家づくり、慶應通信、ついでのアレコレ

慶應通信5年半の振り返り #3 ~レポート雑感

慶應通信に限らず、レポート*1の書き方については、〈お作法〉はあるものの、学科、科目あるいは先生等によってだいぶ異なる、というのが、慶應通信しか知らないわたしの印象。
よって、わたしの話もあくまで個人的なスタイルにとどまる、と防御線を張っておく。

たとえば、単位数2単位だったら、2000文字が目安と慶應通信では言われているが、乙類の科目ではあまり文字数にはこだわらなかった。「要するに字数云々というより、読み手を引き込ませてくれればよいわけで」みたいなことを法学部の著名な教授が言っていた云々、とどこかで聞いたことがあり、以来わたしの中では文字数は単位あたりの〈目安〉にはするが、こだわらないという感じ。
そういう意味では乙類でのレポート作成は楽しんでやらせてもらったという印象が強い。これが甲類だとだいぶ様子が違う。

[政治思想史](4単位)レポートでは、軽く1.5万字を超えたものを提出したら「さすがに書きすぎです」と叱られて不合格になったくらい。

[ヨーロッパ中世政治思想史](2単位)なんて、6000文字は軽く超えていた。しかもこちらは手書き。さらには、1回目は「1回目にしてはよく出来ているけど、もっと詳しく論じるべき、よって厳しめだが不合格」ときたもんだ(笑)。そのときにも4000文字の手書き。
きっと2000文字でも纏められる方はもっと要領良く纏められているんだろう。

しかし、手書きのせいかどうかは解らないが、それだけ書くと、朧げながらでもヨーロッパ中世の政治思想というのは輪郭がつかめる。高校以来(いや高校の時にも日本史選択だったから)ほとんどやっていなかった世界史の、しかもややこしいヨーロッパ中世という時代の概略が把握できた、しかもそれはいまもしっかりとアタマの中に残っている。
というのは、やはりうれしいものがあった。レポートを書いているときはそんなことは露ほども思わなかったけど(手は痛くなるし、誤字脱字はどんどん増えていくし、なんでこんな書かなきゃいけないだとブツブツ)。
ちなみに手書き6000文字バージョンのレポは「前回指摘修正点がすべてクリアになっていることを確認した」ということであっさり合格。

そうそう、前回の憲法レポート。
thx.hateblo.jp

2018年7月に再提出して、9月に合格をいただいた。
先生からは、

前回指摘箇箇所の修正は核にした。半年でよくここまでできるようになった、Good Job!!

との講評をいただいた。

郵便受けから茶封筒を急いで取り出して、このコメントを見たときには、さすがにうれしかったです。

*1:通信制他校のブログ投稿で、レポートを「リポート」と書かれているのをチラホラ見かけるが、「リポート」というと「現場からリポートします」みたいなニュアンスを感じてしまう。ま、どっちでもいいんですけど。