50代半ばの家移りと勉強の日記

めし、フロ、家づくり、慶應通信、ついでのアレコレ

【土地探し 1-#2】旗竿地

このテキストを書いているのは2022年2月16日。
目下、(冬季)北京オリンピックカーリング女子の予選が繰り広げられている。No 残業ディな水曜日な今日だったがたっぷりと残業しておいた。
実は今日の今日も土地探しで、家人M氏は文字通り物件を見るべく東奔西走している。物件数でいえば6件目だ。いまここで話しているのは1件目。この一ヶ月のあいだにどんだけ土地探しの洗礼を浴びたことか。

旗竿地

昨日(というか前回)のつづき。
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17日夜はいったん土地を眺めて営業B氏とは別れた。月曜日夜からしんどいスタートである。わたしはだいぶ停滞している卒論を仕上げようとして、ようやく朝勉を再開させたところなのだが、明朝は勉強どころではないだろうなとぼおーっとしながら思う(結果としてその後ほとんど卒論には手を付けられていないままに日日は過ぎていく)。

営業B氏は〈見せ球〉として未公開の物件(土地)のひとつを見せたが、われわれの食指は動かなかった。それを見越して、彼は次に、彼曰く〈凄玉〉を我々に見せたわけだが、区画のイメージが湧かないのでけっきょく翌1月18日夜に、営業所へと出向いてその説明を受けることとなった。

で、18日夜。またも20:00過ぎのスタートである。入り口には「××様ご契約おめでとうございます!」との張り紙がある。きっと昨日の〈凄玉〉区画をモノにした方なのだろう。
まず営業所長が出てきて、われわれをひとしきり持ち上げるトーク。へいへい。あざます。
その後で営業B氏は土地の分筆図を持ってきて説明をしはじめる。南側の接道から10mほど奥に入った土地が、彼がわれわれに薦めた物件だ。坪数は20坪ていど。
要するに〈旗竿地〉というやつである。
「旗竿地」、ここに来るまで聞いたことがない言葉だった。接道間口2.5mだが、半分くらい進むと2mになる。〈竿〉部分が10mもある。ちょっと不思議な感じを抱いた。

しかし彼は土地のブランドを滔滔と語ってくる。前述したように〈旗竿地〉ではあるものの、われわれもこの場所ならばいま住んでいるところと遜色はないだろう、という感触を抱く。ここならば資産価値も高い、という説明も聞く。しかしそれで坪単価は290万近い。が、われわれに払えないわけではない。

「直ぐに売れてしまいますし、このあたりでこんな物件はそうそう出てこないです」と営業B氏は言う。稀少性のことを言っているのだ。
買ってしまうかなあ。。。という気持ちが過る。またも深夜近くになる。
これがまあ、後悔の始まりなのだが。