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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

再び「一期幾会」 ~ ワークショップ「はじめて触れる戯曲」第二幕へ

10 武蔵小杉読書会

ぼくがお手伝いをしている、読書会「こすぎナイトキャンパス」では、今年の春から、「はじめて触れる戯曲」というワークショップをはじめてみました。
文字通り、戯曲(芝居の台本)を、声に出して読んでみる、という集まりです。

この、「声に出して」というところがミソでして、ぼくたちはふだん本を読むときは、黙読つまりは静かに黙って読むというのが普通ですね。
でも、それは思ったより浅い歴史しかなくて、じつは日本人は明治の初めくらいまでは、音読つまりは声に出して本を読むというのが、一般的だったというのです。
昭和からこっち、ふだんから戯曲を声に出して読んでいるのは、役者さんでしょうか。演劇関係、TVドラマ関係のギョーカイのみなさまだと思います。

だからといって「音読に戻れ」ということではなくて、声に出すことを前提としてつくられている「戯曲」を、そのまま声に出して読んでみよう、というシンプルな企画です。

古今東西、いろんな戯曲があります。
シェイクスピア三島由紀夫チェーホフ、ストーリィは知らないけれど『ハムレット』や『ロミオとジュリエット』あたりは、タイトルくらいはご存知の方も多いでしょう。

でも、意外に読まれていない。手にとられてもいない。
そうなんです、戯曲は黙読だと、つまらないんです。不思議なくらい、アタマに入ってこない。
きっと地の文、つまりは説明文がないからだとも思います。だから、途中で詰まらなくなって放り投げてしまう。

けれど、ちょっと読み方を変えるだけで、これまた不思議なくらいにアタマに入ってくるんです。
それは、声に出して読むこと。
できれば、複数人と読んでみる。
役を割り振って、読むんです。
これだけで、平べったいと感じた戯曲が、とたんに立ち上がる。立体的になるんですね。

そんなささやかな企画を、今春からはじめています。
お陰様で、半年後の10月には、参加者有志で、地元のハロウィンイベント「コスギフェスタ」で、30分ですが、舞台に立つことができました。

その興奮の余韻を楽しみつつ、このワークショップでは、来冬の発表会の企画を進めています。じつは、こちらのほうが企画の立ち上げは早かったりしています。

そして、そのためのキックオフ・ワークショップを、来週11/25に開催します。
なんと、人形劇団のかたたちとのコラボレーション!

素人のぼくらは演技ができないので、代わりに人形たちに演じてもらい、ぼくらは声をあてるのです。
さて、どんな舞台になりますか!

www.kokuchpro.com