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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

私は彼女の翼を切り取らなかった

20 同時代ノート 21 42歳からの子育て

明日からまた仕事です。
月曜日モンスターに打ち勝つべく、TEDを観ました。
今回は、ジアウディン・ユスフザイ「私の娘、マララ」です。

digitalcast.jp

マララというのは、言うまでもなく2014年ノーベル平和賞を受章した、パキスタン出身のフェミニストであり人権運動家であるマララ・ユフスザイさん。


アウディン・ユスフザイさんは彼女の父親です。教育者であり、女性の権利拡大と社会進出を後押しすべく女性が通える学校をつくり経営している。
そんな彼のTEDでの講演です。

女性も男性も平等に教育を受ける機会を持ち、自律し、個人として尊重されるべきである ― パキスタン人の教育者であるジアウディン・ユスフザイが世界に伝える単純明快な真実に、耳をふさぐ人達も大勢います。彼は自身の人生と娘マララの人生について語ります。(TED日本語HPより)

先進国では当たり前の女性の教育や社会進出は、「家父長制社会」「部族社会」ではまだまだ否定されている。
マララパパはそれを変えたかった。彼はこう言う(以下、句読点改行などは引用者による)。

私には5人の姉妹がおりますが、誰一人として学校に通えませんでした。
皆さん驚かれるでしょうが、2週間前のことです。私はカナダビザの申請書を作成していたんですが、自分の家族について記載する箇所があり、姉妹のうち何人かの名字を思い出せませんでした。
といいますのも、私の姉妹の氏名が書かれた書類を、私は一度たりとも見たことがなかったのです。

マララパパは、自分の父親が娘たちにしなかったことを自分の娘にはきちんと施した。マララは学校に通い続けたために、2012年にタリバンに至近距離で撃たれてしまう。
マララは2ヶ月後奇跡的に快復し、そして自分のミッションのために言葉を再び発していく。

そんな彼女の姿を見ながら、人びとはマララパパにこう訊ねたという。

周りの人達から、マララみたいに強くて勇敢で雄弁で、落ちついた子供の育て方の秘訣を聞かれます。
私の答えは、
「私が何かしてあげたのではなく、何をしなかったのか」です。
私は彼女の『翼』を切り取らなかった。それだけです。

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