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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

人形たちの美しさ、奇抜さ、その多様性に心打たれました ~人形劇団ひとみ座往訪記

20 同時代ノート

いま、ぼくが企画運営している読書会で、今年4月から「はじめて触れる戯曲」というワークショップをやっています。
原則月1回、平日夜の開催です。
シェイクスピアチェーホフ三島由紀夫・・・。古今東西の「戯曲」のなかから有名な戯曲を毎回ピックアップして参加者同士で読み合う、というワークショップです。
読み合う、というのは、声に出してじっさいに読んでみるということです。


■「はじめて触れる戯曲2016」facebookページ
https://www.facebook.com/groups/kosugigikyoku/


そのワークショップで来冬に発表会をするのですが、その企画の打合せで、地元にある人形劇団のひとみ座さんへ邪魔してきました。
人形劇団ひとみ座


ひとみ座さんの歴史は長く、1948年鎌倉市で立ち上げ現在川崎市が拠点、とHPにはあります。
NHKで数々の人気人形劇「ひょっこりひょうたん島」「紅孔雀」等の人形を「操演」されていました。いまの場所に移ったのは1965年とありますから、じつに40年以上の歴史があるんですね。
劇団概要・沿革 | 人形劇団ひとみ座


個人的に気になったのは、「鎌倉アカデミア」という単語。あの、鎌倉アカデミアのことか。山口瞳も卒業したという。
そこに集った若者たちが演劇活動のひとつとして人形劇を立ち上げたのが、発足のきっかけだという。へええ。


人形劇というと、即座に子ども向けと思いがちですが、さにあらず大人も充分楽しめるのです。じっさいにひとみ座さんでは、シェイクスピア泉鏡花近松も上演されていて、それらの人形が保管されているのです。


打合せの後で、それらの人形を見せていただきましたが、まあいろんなデザインの人形があります。デザインはひとみ座さんのオリジナルで、その芝居の世界に合わせたデザインをするそうです。なので人形の持ち回りはありませんとのこと。手塚治虫の「スターシステム」ではないわけですね。


ひょっこりひょうたん島」の展示の動画(一般のかたによるもの)がありますが、こういった人形もあれば、
www.youtube.com

こちらは、シェイクスピアロミオとジュリエット』の仮面人形。仮面と布きれだけで人物を表現しています。シルバー仮面がロミオ、ゴールド仮面がジュリエットです。仮面は人間がじっさいに被るのではありません。
www.youtube.com

こちらは『リア王』。文楽のような人形遣いです。
www.youtube.com

マクベス」の世界にいたのは、昆虫たち!
人形劇団ひとみ座創立60周年記念公演 第2弾「マクベス」 | 人形劇団ひとみ座


このほかにもまだまだ奇抜で面白いキャラクタたちが出番を待っています。
人形の世界はほんとうに奥深く、多様性に満ちていますね。

さて、そんな人形たちと、ぼくらの戯曲ワークショップがどういうコラボレーションをするのか。ひとみ座さんとの企画はもう少し具体的になったらお知らせしたいと思います。