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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【サンヤツデイリー #5】便座はどこにいったのか~椎名誠『ロシアにおけるニタリノフの便座について』

30 自在眼鏡の本棚 34 エッセイ・コラム・散文

f:id:zocalo:20160506231242j:plain※尾籠な話注意

椎名誠『ロシアにおけるニタリノフの便座について』(新潮文庫)。

もう絶版かもしれません。
今年最初に開催した読書会で持ち込んだ一冊。その読書会はトイレがテーマで、参加者はトイレに関する本を一冊持参することになっていました。

で、ぼくが選んだのが、この本。
ぼくは司会進行だったので、この本についてはちょっとしか話せませんでしたが、要するに
「ロシアで泊まったホテルで、トイレというトイレの便座がすべて存在しない」
という謎の事象から、椎名さんに同行した人(あだ名がニタリノフ)が、便座を自作した・・・というエッセイなんですが、そこからはじまって、椎名さんが体験した世界の珍トイレ談義がはじまるといった体。

なかでも、チベットのトイレに、糞が文字通り山のように積み上がっている光景の描写には、恐怖すら感じたのであります。

しかし、「なぜ、ロシアのトイレの便座がないのか」というギモンは、不明なままなのでありました。
ま、いまはそんなことないと思いますけれども。それにしても、ニタリノフ本人の写真が表紙カバーになっているとはねえ。