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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

人と人とつながることは、ほんとうに良いことなのか

20 同時代ノート 22 ナリワイ・ノート

身も蓋もない話を書く。何ら答えは、ない。

自分が住んでいるマンション含めて、いわゆるコミュニティ活動に従事参加して、そろそろ8年。
ぼくにはどうしても解けない疑問があります。真剣に解くことに向き合おうとしていないので、解けないのかもしれませんが。

それは、「なぜ人と人がつながること(それをコミュニティといってもいいでしょう)は、善なることなのか」という、単純な疑問です。コミュニティ活動に従事している方たちは、コミュニティ活動を全なることとして諒解し、それを前提に物事を進めていきますが、それもぼくには解りません。
なんで、人と人とは、つながらなくちゃならないのか。
つながることは、ほんとうに良いことなのか。
その疑問は、根雪のようにぼくの意識の片隅にべったりと張りついています。

いくつかの問いが整理されないままに発せられていることは解っていますし、さんざコミュニティ活動していて何言っちゃってんの、と指さされそうですが、ぼくは少なくともコミュニティ活動が絶対的な「善」だとは思っていません。

じゃあ、お前は何のためにやってんだ、と言われれば、それは「楽しいから」です。
参加していて、運営していて、集って話していて、その場が楽しいからです。ぼくはそういう場しか興味がありません。

倫理的なこと、啓発すべきこと、訴えなければならないこと。何か「良き方向に」導こうとしていること。そういう「ポリティカル・コレクトネス」的なこと、あるいは「意識高い系」なことと、ぼく自身とのあいだには明確な「キャズム(溝)」がある。少なくとも、それを意識している。

そういう認識の上に、ぼくのコミュニティ活動はあるし、おそらく前述の問いを抱えつづけていくんだと思います。