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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【読書交流会 #73】年始めの読書会は「トイレ」の話から

10 武蔵小杉読書会 30 自在眼鏡の本棚

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ぼくがファシリテータを務める、読書会(リテラチャーサークル)<こすぎナイトキャンパス>の新年最初の会を開催しました。
www.kokuchpro.com

今回は、 COSUGI CONVIVIAL PROJECTのご協力により、JR武蔵小杉駅北口近くの[COSUGI COBO]にて初開催。
題して「トイレから広がる世界 本から・旅から・日常から」。
cosugi.jp

今回の企画は、武蔵小杉界隈で「旅」をテーマとしたコミュニティ活動を展開する<こすぎトラベラーズサロン>の企画協力も受けて、日本トイレ協会理事でトイレ専門企画会社<アントイレプランナー>代表の白倉正子さんを特別ゲストに迎えました。

課題テキストは、参加者からトイレに関連する本(少しでもかすっていたらOK!)をご紹介していただきましたが、そこから<トイレトーク>の広がること広がること。
どんな話題でも、白倉さんが、ご自身の底知れぬトイレの知見をもとに、参加者からのいろんなボールをしっかりキャッチしていただき、話はますます有益なものに!
年始めから盛会となり、大変面白かったです。
ご参加いただいたみなさん、大変有り難うございました。尾籠な話を尾籠なままにせず終えられたと、いささか自負しておりますが、いかがだったでしょうか。

個人的には、<黄害>という言葉をはじめて知ったことが収穫です!
って、それだけかよ(笑)。

白倉さんからは、

「トイレは社会の窓である。そこから、良いことも悪いことも見えてくる。残念ながらトイレにはタブーが多くマスコミに取りあげられにくい。トイレの犯罪など暗く根深い部分はまだまだある。そのタブー感をこえて、トイレについて語ることがトイレにまつわる犯罪などの減少につながる」

という総括コメントももらいましたが、それを聞きながら思い出したのは、ぼくが別に関わっている地元のソーシャル大学のことです。

助成金獲得のために、行政側に事業プレゼンを昨春しましたが、プレゼン終了後最後に審査委員長からは

「コミュニティにはプラス面とマイナス面がある。プラスの部分を大いに伸ばして、マイナスを解消していってほしい」

といったような趣旨の言葉をもらいました。

そのときはピンとこなかったですが、白倉さんの話を聞きながら、ああと納得しました。
良いとか悪いとかという判断の前に、とにかく関心を持ってもらわないといけないんですよね。でないと、議論すらはじまらない。
その委員長の言いたいことはもっと奥深い意味があったのかもしれませんが、その一端をようやく理解した粗忽者でした。

さて、ぼくが紹介したトイレ本は、これ。
椎名誠の『ロシアにおけるニタリノフの便座について』(新潮文庫)。
シベリアを旅行中、椎名さんたちが泊まるホテルでは、ことごとくトイレから「便座」がなくなっていた。
何故にでしょうか。
謎ははたして解けるのかという読者の期待を背負いつつ、これまでの旅行で出会った「印象深いトイレ」の話が展開されます。

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