読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【書架 #197】自然にふれて五感が刺激されて取りもどす「人間の基本」

f:id:zocalo:20151029060747j:plain
スノーピーク『自然にふれて取りもどす 人間の基本』(マガジンハウス)。

「人間の基本」とは曽野綾子の向こうを張ったようなタイトルですが、中味はスノーピークからの「ライフスタイル」提案といったところです。

スノーピークはアウトドアメーカー。テントなどのキャンプ用品を取り扱っている会社です。www.snowpeak.co.jp

HPには「アウトドアライフスタイルクリエイター」と掲げられていますが、そのコンセプトを体現したような本ですね。
得てしてこの手の本で要注意なのは、自社の商品カタログになっている場合が多いということ。

さてこの本は、というと、スノーピークの商品がまったく登場しないかというと、むろんそうではないですが、むしろ都会に住む人たちに日常で「自然と親しむ」にはどうしたらいいかというアドバイス部分が前面にでているという気がしますね。
自然とふれ合って五感を刺激するひとつのきっかけとして、スノーピークの商品があります、というメッセージだと、ぼくは捉えました。

書かれている内容は、たとえば、
「適当に買ったものをホットサンドにしてみる」「果物でジャムをつくってみる」といった料理系、
「逆さまにぶらさがってみる」「ひだまりで靴下を脱いでみる」といった五感刺激系、
「部屋のなかでテントを張って一夜を過ごしてみる」「火を囲んでみる」といった体験系・・・。
秋がどんどん深まっていく季節、単にやり過ごすのではなく、一工夫で日々が少し楽しくなると思います。

うちは、さいきん子どもと近場でピクニック、というのがブーム(笑)。
おにぎり握って、お菓子をもって、ビニールシートを抱えて、自転車で公園へゴー!
それだけなんですけど、子どもはとっても喜んでくれます。
落ち葉を探して、スケッチして、虫を追いかけ、ボールに戯れる。

たったそれだけ、たったそれだけのことなんですけど、ぼくら親子にとっては秋の日暮れが恨めしくなる時間が流れます。

自然にふれて取りもどす 人間の基本

自然にふれて取りもどす 人間の基本