読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

10/24 積ん読王のブックブレイク~未来をひらく仕事を語る

10 武蔵小杉読書会 98 ブックブレイク

いよいよ、明日10/24(土)、積ん読王の「ブックブレイク 秋」を開催いたします。
すでにご案内のとおり、前回と取りあげる冊数は同じですが、それらをなんと一日で語り合います。
全体進行を三部構成+懇親会としています。
全部参加いただくのはもちろん大歓迎ですが、お好きなパート、気になるパートだけに参加いただくのもまったく問題ありません*1

全体構成

第1部 10:00~11:30 西村佳哲『自分をいかして生きる』(ちくま文庫)

生きることと仕事は切り離すことはできませんが、唇歯輔車の関係だからこそ、それらに悩みは尽きません。かく言う積ん読王も、その真っ直中で過ごしています。王様なのにね(笑)。

仕事の属性がオプショナルゆえに、つまりは選択肢が多いがゆえに、迷いやためらいなどが生じます。
さて、それらをどう向き合うか。
いや、ぼくとしたら、相撲でいうところのいなすという表現がふさわしいかと感じているのですが、対応していったらいいのか。
そんなことを語り合えたらと思います。

自分をいかして生きる (ちくま文庫)

自分をいかして生きる (ちくま文庫)

第2部 13:00~14:30 三島邦弘『 計画と無計画のあいだ 「自由が丘のほがらかな出版社」の話』 (河出文庫)

出版不況のなか、「野生の感覚」を呼び戻し「原点回帰」を掲げて出版社として産声をあげたミシマ社。「一冊の力」を信じて、年間7,8冊の単行本を刊行しつづけるこの会社も来年で10周年を迎えます。
東京・京都の二拠点体制を築き、今年ははじめての雑誌をつくりました。
その原点の思想と行動のエッセンスがつまった一冊をテキストにします。

しかし、読むと、これで会社というものが動いているのが不思議なくらいです(笑)。

第3部 15:00~16:30 鈴木敏夫『仕事道楽 新版――スタジオジブリの現場』(岩波新書)

スタジオジブリの辣腕プロデューサーとして、宮崎駿高畑勲を支えて彼らの作品を世に送り出してきた鈴木敏夫さんが、これまでの半生とジブリの30年、そして自らの仕事について語っています。
一編集者はいかにして、名プロデューサーになりしか。
そして、「プロデューサー」という職業とは何なのか。
かつてアニメ少年だった、積ん読王がみなさんとともに迫っていきます!

*

かつて本を読むとは、音読を意味するものでした。
自ら声を出し、そこに抑揚強弱をつけ、意味を咀嚼しつつ文章のリズムを感じとって、自らのものとしていきました。またそれを聞く周囲の反応をも感じ取りながら、ページを行きつ戻りつしていったのです。

それが、黙読となったのは歴史的にはわりあいさいきんのことです。
個人ひとりのなかで「読書」が完結すること、いまやすっかり「当たり前」です。意識すらしません。

その流れがSNS、あるいはコミュニティ活動としての「読書会」という形式を通じて、個人単独から「つながる」ことへと解放されていく流れへと、大きく変わってきています。

本の内容を咀嚼したこと、一行から感じたことをみずから表明し、周囲の人たち、見知らぬ人たちと共有しあうこと。
それはかつて音読していたころの「本」とのつながりに回帰していくことに等しいのかもしれません。

しかし、その流れに乗って得られる感覚は、本を音読していた頃のそれとは少し違うのではないか。
ひょっとしたら、その新しい感覚を五感を通じて得られる可能性を、ぼくらはつかんでいるのではないかと、ぼく自身は思っています。
だから、その「新しい感覚」をみなさんに感じとってもらいたいとぼくは思っています。

みなさんにとって、明日のブックブレイクが、そういう機会のひとつとなることを、ぼくは願っています。
よかったら、是非立ち寄ってみてください。

fantasieimage.jp

*1:懇親会だけの参加はご遠慮いただいています。詳しくは申込案内をご確認ください。