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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【ブックブレイク #9】西村佳哲『自分をいかして生きる』で出会った、その言葉にほっとした

10 武蔵小杉読書会 98 ブックブレイク

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西村佳哲『自分をいかして生きる』(ちくま文庫)。10/24開催の「ブックブレイク 秋」編で取りあげるテキスト第3弾です。
わずか200ページ強の薄めの本なのに、ぼくはなかなか手にとることができませんでした。
仕事や生き方について考える三部作の第二部にあたります。

前回の三島邦弘『計画と無計画のあいだ』が、パーティのようだとすれば、こちらは森の中を散策するただすまい。
正面切って、「働く」「生きる」「仕事」・・・について思索しています。

そう、思索という言葉がふさわしい。
著者の肩書きは「働き方研究家」。ちょっとクスッと笑ってしまいませんか。真面目なんだろうけど、なんかおかしい。
そのクスッに惹かれて、少しだけ落ち葉を踏みしだくように前に進んでいきました。

道々には、いろんな言葉が落ちていました。
いや掲げられていたというべきでしょうか?

ぼくがほっとした言葉があります。

嫌々やっていることは長続きしないと思うが、「好きなことを仕事にしていて素敵ですね」などと(著者が敬愛する働き手たちへ:引用者注)伝えた日にはポカンとするか一笑に付されるか、あるいは一喝されそうだ。
好きなことより、「大切にしたいことは?」という問いの方が、まだ有効なんじゃないかと思う。彼らにはそれぞれ間違いなく、なにか大切にしているものがある。

「好きなこと」より「大切なこと」。
ここに錨をおろしてみよう。

*

「ブックブレイク 秋」は、10/24(土)開催です。
よかったら立ち寄ってください。ameblo.jp