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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【42歳からの子育て #5】 延長戦に入りました 4

21 42歳からの子育て

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前回まで。thx.hateblo.jp

流産、掻爬

子どもを授かったと聞いたときは、そりゃあうれしかったです。
青春が終わっちまうーと書いたけれど、じっさいにはそんなことはどうでもよくなった。そのくらいの破壊力があった。

それが暗転したのは、数週間後である。

残念な結果でした。

内診で分かったことは
・胎嚢は週数相応以上に大きくなっている(が、三角形)
・胎芽は6ミリ、と前回から成長していない
・胎芽の心拍は確認できず

以上のことから
★稽留流産*1であろう
との診断がなされました。

覚悟していたとはいえ、やっぱり聞いたときには涙があふれました。

このまま自然流産するのを待ってもいい、とも言っていただきましたが、気持ちの区切りをつけるために来週の土日に手術をすることにしました。

先生の話によると
・当院は麻酔をするので、手術は痛くないです
・前処置のラミナリアが痛いかもしれません
・胎嚢付近のみをソウハ(掻爬。引用者註)します

鎮静ではなく麻酔をしてくれるということと、他の子宮内膜はソウハしない、ということだったので一安心。

初めての妊娠が悲しい結果に終ってしまい残念ですが、40歳になっても自然妊娠できたということが分かっただけでも大収穫です。
とか、なんとか前向きに考えて次につなげたいと思います。

けっきょく流産になってしまった。
最初の記事にもつづいていくのだけれど、そう解った悲しさというのは、いまでも忘れない。
もう少しで掴めそうなものが、まるで手のひらのうえの氷が溶けていくように、そっと消えていってしまったのだ。のどに何かがつまって、それを一生懸命吐き出そうとするけど、うまく吐き出せずに苦しむ。そんな感覚がしばらく残っていた。

といっていても詮方ない。しばらく時間をあけてから、M氏は本格的な不妊治療にはいっていった。
このあたりが、ぼくはいつも思うのだけれど、彼女の勁さなんだろうと思う。自分だったらどういう判断をしただろうか。(つづく)

*1:胎児の発育が停止したものの、腹痛や出血などのいわゆる流産徴候が全くないままに2週間以上経過してしまう場合を稽留流産という。切迫流産とは違い、治療しても妊娠を継続することは不可能な状態なので、人工的に掻爬を行わなければならないらしい。ただ、後述にもあるが自然流産にもなることもあるようである。