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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【書架 #192】力強くシンプルなメッセージをどこまで受け取れるか~『過剰な二人』

31 たまビジ(「たまにはビジネス書も読むわよ」) 34 エッセイ・コラム・散文

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見城徹林真理子『過剰な二人』(講談社)。

そりゃ過剰でしょうよ、このお二人は(笑)。
仲直りしたんですね。
喧嘩して和解するまで、16年。
その歳月をみても、過剰だわ。

この表紙をみながら、「この本はいったい誰が買うんだろう」と素朴に思ったりしましたが(笑)、それはさておき、和解からはじまったふたりの人生論、仕事論、人間関係論です。
仲直りの「対談」が冒頭にあって、そこから往復書簡のようなふたりのショートエッセイが交互に配置されてます。ひとりが書いたテーマを受けて、もうひとりがそれをさらに展開していく。でもどこから読んでもいいつくりになってます。

過剰なメンツではありますが、中味はいたってシンプルで力強いですね。
「林さんは、とんでない飢餓感を抱えている人なんだ」見城徹がいみじくもいったように、林真理子のエッセイは、自身が抱えるの欲望とか底意地の悪さとか上昇志向とかが、明け透けに披露されている。
さて、このエッセイを、どう感じるか。男性、女性、若い人、リタイアした人・・・反発するか、思い半ばに過ぎるか。
ほく自身は嫌味には感じないんですけども。

仕事のできる人には特徴があります。それは、見た目がシンプルだということ。
(中略)
私は、プロとアマチュアの違いとは、無駄の差だと思います。プロはとにかく無駄がありません。これは女性の場合、とくに顕著です。ファッションや立ち居振る舞いがすっきりし、どことなく引き締まった感じがします。

たとえば、こういう一文、どう感じるでしょうか。評価ではなくてね。

過剰な二人

過剰な二人