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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【読む #185】 筒井康隆「おそらく最後の長編」を、秋の夜長に愉しみました

30 自在眼鏡の本棚 33 小説・創作

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筒井康隆モナドの領域」(「新潮」2015.10月号)。

シルバーウィークも一段落、今日明日2連休をとられた方もいらっしゃるのでは?

いつも連休にさしかかると、あれも読もうこれも読もうと目の前に積んでおきますが、ま、そのまま積ん読になるわけでして(涙)。

それでも、筒井康隆の「おそらく最後になる」という長編は、子どもたちの「遊んで遊んで」攻撃をかいくぐり、楽しめました。
330枚の作品は、掲載誌「新潮」の矢野編集長も絶賛する出来で、たしかに哲学がテーマなのですが、飽きさせず読ませるところはやっぱりすごいと、秋の夜長に呟くのでした。
笑犬楼大通り 偽文士日碌

SF(サイエンスフィクション)は、SF(スペキュレイティブ*1フィクション)といったのは、ハインラインでしたか、しかしここで描かれているのはサイエンスと思弁の領域両方をまたがった世界のあらわれが描かれていて、SF作家としてはじまった氏の到達点がもうひとつのSF世界ということに、しばし感じ入った次第であります。

この号、増刷がかかったとかで、重畳重畳。www.asahi.com

新潮 2015年 10 月号 [雑誌]

新潮 2015年 10 月号 [雑誌]

*1:思弁的の意味。