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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【同時代ノート】村上春樹『職業としての小説家』から感じたこと(つづき)

前回の投稿を書いていた時には、この村上本「買い切り」についてぼくはどちらかというと否定的だった。thx.hateblo.jp

投稿を終えて朝メシを食べ、子どもたちを保育園に送っていって会社にでかけ、長い金曜日を過ごしながら、でもこういうことをやることは紀伊國屋にとってもいくつかのリスクをとったことになる、と理解していった。在庫のリスクもあるし、またこういうことをすることの世間的な反応も。kot-book.com

それでもなお、いったいこの試みは「誰のため」にあるんだろうという思いというか、疑念は拭いきれない。
消費者のためなんだろうか、書店のためなんだろうか。
少なくとも前者ではないだろう。

なぜなら購買の選択肢を狭めているように思えるし、前述の記事にあるように、

今回紀伊國屋書店がおこなう買切り施策によって、本屋に足を運ぶ人が増えることは間違いないでしょう。
ただし、そこで戻ってきてくれたお客さんに「本屋の良さ」をしっかり伝えることができなければ、単発で無意味な施策になりかねません。
今回の村上本でお客さんに「本屋の良さ」を伝えて”リアル書店回帰”を促さなければ、今回の施策は無駄撃ちに終わります。
一朝一夕ではなく、日頃からお客さんが来たいと思える本屋づくりができているかが問われそうです。

次の一手、というより、「本屋の良さ」をどう示すのかという「ストーリィ」があるのかということだと思うんですけれど。
さて、週末です、ゆっくりと読みましょう。

職業としての小説家 (Switch library)

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