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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【明日への本棚 #158】西山雅子編『”ひとり出版社”という働きかた』で知る、ひとりで何かをしようとすれば、ひとりじゃできないということ

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西山雅子編『”ひとり出版社”という働きかた』(河出書房新社)。

「小商い」というキーワードが、ちょこちょこと目の前を通り過ぎるようになってきて久しい。

出版不況という大状況はそれこそもう何度聞いているかわからないほど常態化しているなかで、ここに登場する人たちは、それらを意識しつつも、黙黙と「小商い」としての出版に取り組んでいる。
ネット環境、デザイン、印刷環境は、ずいぶんと「小商い」としての出版の可能性のハードルをずいぶんとさげてくれた。
とはいえ、彼らの試みは、世間的には、まあ無謀とか無茶といわれるんだろう。

彼らの取り組みが大状況を変える、というよりは、新しい形態がでてきているのだ、という方が正確なのでしょう。

「ひとり出版社」という言葉が、それこそひとり歩きをする現在、おそらく他のジャンルのどんな「小商い」とも同じように、ひとりでなにかをやろうとすればするほど、ひとりのままでいることはできないはずです。
ひとりで出版に挑んだ人々は、コンパスのようにぶれない自身の軸足を築きながら、もう一方の足をどんなところに置き、どんな円を描こうとしているのでしょうか。

うむ、知りたい知りたい。

“ひとり出版社”という働きかた

“ひとり出版社”という働きかた

ひとり出版社「岩田書院」の舞台裏

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あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)

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