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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【明日への本棚 #157】ようやく出た、日垣隆『日本の戦争を見に行く』を速攻ダウンロード

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日垣隆『日本の戦争を見に行く』(銀河系出版)。

PDFでの販売なのに、いつものクセで、つい印刷してしまうわたくし。186ページをA4サイズで印刷すると、それなりのボリュームです。カラー印刷でないのは、すいません。
つか、電子書籍の意味をわかってなーい(笑)。また物理的な本が増えてしまう。


とはいえ、この書き下ろし、ぼくは個人的にずっと待っていた。
著者のサイトでずっと「執筆中」になっていたテーマのひとつだったから。完成まで15年が必要だったようだけれど、こうして本日発売となって数秒で手元にダウンロードできたことは、なんだか不思議な感覚だ。

著者29歳の作品『されど、わが祖国』に通じる第一章「消せない記憶ー満州開拓団」から、代表作のひとつ『松代大本営』を再びテーマとした第二、第三章、そしてBC級戦犯第1号を追いかけた第四章から、あとは20世紀、21世紀の戦争へと、文字通り世界を渡り歩き見て考えた自身の思考へ、読み手を誘う。

戦後半世紀、日本で流通した140万冊の書籍のうち、「戦争」をタイトルに含む本は、約2900冊あるという。
この本もまたそれらのひとつになるのだろうが、ぼくにとってはまたひとつ、特別な1冊になるに違いない。

著者あとがきを引いてみる。

その後、私は少なからぬ紛争地帯や戦争を見てきました。  
(中略)
イラクで多くの病院、学校、家が爆破されただけでなく、終戦後の占領期にほとんどすべての博物館にあったものが盗まれた実態も、いやというほど見てきました。
「戦争反対」「二度と悲劇を繰り返すな」というような能天気なスローガンに私は与するものではありません。が、「アメリカの大嘘に騙されるな」とだけは言いたいね。リテラシーの問題です。
戦争は本来、対等(どっちもどっち)なのです。逆を考えれば、すぐに「大嘘」は見抜けます。どこかの小国が、アメリカの大統領をとらえて一方的な裁判にかけ処刑したり、その場で射殺し政権転覆を謀って「ワシントンの春」とか報じたりしても疑問を抱きませんか?

私は、自分独自のスタイルで、日本の戦争を再検証してきました。

様々な経過があったにせよ、これまで、日本の自衛隊は国内外で一人も殺していないことを、私は心から慶賀すべきことだと心からそう思います。

『日本の戦争を見に行く』はこちらから。
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