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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【明日への本棚 #152】渡辺利夫『放哉と山頭火 死を生きる』、でもふたりとも律儀なところはあるわけです

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渡辺利夫『放哉と山頭火 死を生きる』(ちくま文庫)。

やや、今年読んだなかの十指には入るかもしれない予感。

それにしても、まあ自分勝手なおふたりです。
奥さんとか、しんどいよなあ。
周囲に迷惑ばかりをかけつつ、しかしなお、酒と孤独を追い求めた俳人、尾崎放哉と山頭火の一生です。
本人はともかく、振り回されるこっちはいい迷惑ですが、こういうふうにしか生きられない、そこから逃れられない生き方を貫いたからこそ、自由律句の俳句が生まれてきたんだろう。

でも、こんなめちゃくちゃな生き方をしつつも、彼らはちゃんと句集を残している。
そういう意味では、律儀ではあるんですよね。

放哉と山頭火: 死を生きる (ちくま文庫)

放哉と山頭火: 死を生きる (ちくま文庫)

尾崎放哉全句集 (ちくま文庫)

尾崎放哉全句集 (ちくま文庫)

山頭火句集 (ちくま文庫)

山頭火句集 (ちくま文庫)