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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【折々の本棚 #128】山下柚実『なぜ関西のローカル大学か「近大」が、志願者数日本一になったのか』に感じる、「実学の精神」(

30 自在眼鏡の本棚 31 たまビジ(「たまにはビジネス書も読むわよ」)

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山下柚実『なぜ関西のローカル大学か「近大」が、志願者数日本一になったのか』(光文社)。

昨日紹介した「近大マグロ」とともに読んでみたいのが、この本。表紙にマグロが泳いでいるが、マグロは「近大」すなわち近畿大学の成功のシンボルだ。

俗に「2018年問題」というのがある。その年から18歳人口が減少に転じて2031年までに33万人が減ると予測されている。
現在でも私大の46%は定員割れだという。
大学が淘汰されていく時代はすでにやってきている。

この本では、人口減という抗えぬ流れをいかに乗り切っていくかという、近大の取り組みが紹介されている。
それらを眺めると、日本のアカデミーの最高学府がまとっていたイメージを次々と打ち破っていく試みである。
「なにをやっても批判されます」と大学関係者は笑う。

だが、その結果2014年には志願者数10万5890人となり、それまで4年連続1位だった明治大学を389人抜いて、全国1位になった。
さて、この結果をあなたはどうみるか。
単に数の問題と流すかどうか。

だが、ここにいたる近大の取り組みこそ日本の大学が注目すべきものなのではないか。
マグロ完全養殖まで32年。その長い32年を後押ししてきた大学の姿勢をあなどってはいけないと思う。

なぜ関西のローカル大学「近大」が、志願者数日本一になったのか

なぜ関西のローカル大学「近大」が、志願者数日本一になったのか




近大の取り組みも話したいと思います。
積ん読王のリテラチャーサークル「ブックブレイク」の2回目を開催します。

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