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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【折々の本棚 #125】村上龍『すべての男は消耗品である。完全版』は、ぜひはじめのあたりを読んでみてください

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村上龍『すべての男は消耗品である。完全版』。

完全版つながりで、前回の橋本治本からのつづき(うそ)。
ちょっと調べたいことがあって、Amazonを検索していたら、このエッセイの集成が電子書籍としてでていた。
思わず、ポチッ。

連載30周年記念だそうで、1984年8月~2013年9月までを網羅している。
そういえば、「エクスペンダブルズ」というタイトルの映画もあったなと思いつつ、この完全版のまえがきを読んでみる。こういう本は本文よりも、まえがきとかあとがきを、まず味わうべきです。

まさか30年も連載が続くと思わなかった。

としみじみとした感想から、エッセイの通しタイトルの由来へと進む。
『愛と幻想のファシズム』を書き終えて、北海道でエゾライチョウのハンティングをしたあとに思いついたとか。

でたでた、ハンティング。

やっぱ、ハンティングとかさF1とかさテニスとかさキューバとかさ映画とかさ、そういう一見貴族趣味っぽい、ある種のスノッブさを帯びたジャンルを扱うのが村上龍の真骨頂だと思うけどなあ。政治経済語って、つまんねーの。と古くからの一読者は思うわけであります。
連載当初のあたりは、そういう匂いがぷんぷんして、とっても楽しく読めます。

でも、それだって、目ざとい村上龍の、彼らしいらしい身過ぎ世過ぎだとも感じるわけであります。

さて、ビール片手にぼちぼちページをめくりますか。




マグロ完全養殖までも30年以上かかりましたーーー。
積ん読王のリテラチャーサークル「ブックブレイク」の2回目を開催します。

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