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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【折々の本棚 #114】小林信彦『女優で観るか、監督を追うか』で振り返る2014年は、すこし寂しさが募る1年でした

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小林信彦『女優で観るか、監督を追うか』(文藝春秋)。

週刊文春」連載エッセイの2014年一年分をまとめたもの。このシリーズ第17弾目。
ぼくはこのシリーズが大好きで、毎年買っている(というとなんか年寄り臭いけど、隠居志願者だからいいのだ)。

小林信彦にとって、2014年は大瀧詠一の死で明けて、イーストウッドの「アメリカン・スナイパー」で暮れた。途中に誕生60周年のゴジラの咆哮が挟まれているが、高倉健菅原文太の死が陰影をつけている。
小林さん(といってしまおう)の世代にとっては*1、同時代だった人たちが次々に物故していき寂しさが募る年年歳歳だろう。

ちょうど10弾目『映画×東京とっておき雑学ノート』あたりから、映画にちなんだタイトルづけが多くなった気がする。それにしても映画だけでなく、TVドラマもよく観ているなあ。

しかし、今週の「週刊文春」のエッセイは休載のよう。この連載がはじまってからはじめてのことではないか。ちょっと気になる。

*1:小林信彦は昭和7年生まれ。