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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【きま本 #91】森博嗣『常識にとらわれない100の講義』で、刺さる言葉をみつけましょう

30 自在眼鏡の本棚 31 たまビジ(「たまにはビジネス書も読むわよ」)

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森博嗣『常識にとらわれない100の講義』(だいわ文庫)。

森博嗣に関していえば、意外に小説よりもエッセイとかのほうが好きだったりする。以前書いていた日記も好きだったりする。

この本も、あるいはここさいきんだしている自己啓発のようなエッセイも、以前書いていた日記かテーマはほとんど変わっていない。
この本のタイトルのように、「常識を疑え」ということだ。
彼の立場は一貫してそこにあり、だからこそ「独創」が生まれると最後のほうに書いている。本の紹介には「正論」とあるが、それはちょっと違う気がするけれどなあ。

冒頭に箴言を掲げて、見開き2ページで完結する形式が100つづく。どこから読んでも好いこのスタイルは、それこそあちこちにあるが、あちこちで見かけるというのはあちこちで需要があるからだろう。

「常識にとらわれない」といいつつ、書かれていることは「常識的」だと、ぼくには思える。
いろいろありますが、ここではひとつだけ紹介します。

「やればいい」というのが究極の方法だと思う。

本当に、これくらいしか普遍の法則はない。悩んだり、議論したり、あるいはなにかを気にして躊躇したり、文句を言ったり、言い訳したり、できない理由を沢山思いついたり、そんなことをするよりも、「つべこべ言わず、やれば良い」というものがほとんどである。
(中略)
「気持を大切にしたい」というわけのわからない言葉が、本当に綺麗に綺麗に物事を隠してしまうのだ。気持って何ですか? 気持を大切にするって、つまり、どういう意味ですか? ぼくにはまったくイメージできない。

やっていくうちにやる気はでてくる、と森さんは言うのです。

常識にとらわれない100の講義 (だいわ文庫)

常識にとらわれない100の講義 (だいわ文庫)