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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

【きま本 #77】 法月綸太郎『一の悲劇』は、書きっぷりが昭和の香り漂っていて。

30 自在眼鏡の本棚 32 たまミス(「たまにはミステリくらい読むわよ」)

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法月綸太郎『一の悲劇』(祥伝社ノンポシェット)。たまミスシリーズ。

初版はいまから20年くらいまえ。昨年だったか、けっこう評判になっていた。まあ時代を感じさせるアイテムがちらほら。

主人公の山倉の息子と間違って、その友だちの富沢茂が誘拐される。
山倉は犯人の要求に従って他人の息子のために身代金を用意し渡そうとするが、その甲斐もむなしく、茂は殺害されてしまう。
殺された息子をまえにして、母親である富沢路子は、山倉に「あなたがわたしの子どもを殺したのよ!」と泣き叫ぶ。

一見、誤認誘拐であり、他人の子どものために奔走したとみられる山倉に路子の言葉は酷としか思えないが、路子の言葉に山倉は何も言えない・・・。
その理由とは。

そして、犯人とおぼしき人物が突き止められるが、彼には完璧なアリバイがある。
なぜなら彼のそばには、名探偵・法月綸太郎がずっといたのだ。

ということで、どんでん返しにつぐどんでん返しでありますけれども、なんだろう、ぼくは途中で飽きて来ちゃいました。例によって、犯人直感で解っちゃったし。

一の悲劇 (祥伝社文庫)

一の悲劇 (祥伝社文庫)