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積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

しぞーか日記 #1

80 小さな旅

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昨夜から、ぼくの実家へ泊まっている。
去年だったか、庭の桜の古木をバッサリと根元から切ったので、蝉の声が遠くなった。
夏になると、油蝉が木の枝ひとつにに2、3匹は張りついて、早朝から遠慮なく鳴きつづけた。
その声を聞くと、とてもじゃないが寝てらんない。仕方なく、もそもそと起き出すしかなかった。
幸いというか、娘たちはそのうるささを体験しないで済んだが、ちょっともったいない気もする。


その代わりというか、今朝の枕元にはカマキリくんが控えていた。
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網戸はすべて閉めてあるはずだが、どこから入ったのか。台風を避けたんだろうか。
寝起き一番、娘が叫んだのは、まあムリもない。


今年も、ツバメが軒下に巣をつくっていた。場所はいつものトイレの換気口の上。
これで3年連続かな。
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はじめての子どもができたとき、そのことをオヤジおふくろに報告したら、
「今年はねえ、珍しいことにツバメが巣をつくったのよねえ」
と電話のむこうで、おふくろがうれしそうに話してくれたっけな。

ふと空を見上げると、台風の前触れの風を受けながら、ツバメたちが乱舞していた。決して飛びやすくはないだろうけれど。


朝方、近所の神社まで、娘と散歩。
古い石段の手前に、立派な鳥居。石段にはかろうじて手すりがつけられたが、石段そのものはぼくが子どものときのままだ。
夏にはささやかな花火大会(持ち寄りの)、大晦日には年越しのお祝い(なんと呼ぶのか知らないけど)で、ドラム缶のたき火を囲んだくらい。

神社の森の側面は、木々の根っこがむき出しになってしまっていて、子どもが入れるくらいのちいさい穴がある。そこはぼくらのちょっとした秘密基地だった。
そこで、あるとき、近所の連中と火遊びしました(文字通りのです)。
それを隣の家のおじさんに見つかって、まあ叱られたこと叱られたこと(笑)。オヤジにも殴られた記憶が。

その穴ぐらは、いまはネットが張られそこにつる草がからんで、もう見えなくなっていた。そこが秘密基地だったなんて、もう誰も知らないんだろうな。

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