読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

積ん読王の 自由画帖

〈読み、考え、旅をし、見て、話して、書く〉同時代ノート。

ブログを引っ越します。

冬至の日から、ブログをこちらに引っ越しました。 今後とも、よろしくお願いします。hon.hatenablog.jp次回第156回の芥川賞直木賞の当落予想もこちらではじめました。 hon.hatenablog.jp

『途派文芸集』、かわった本をみつけた

帰り道に銀座のブックファーストに立ち寄ったら、こんな本をみつけた。見慣れない版元だなと、手にとってみる。途派文芸集第一巻作者: 田丸雅智,佐藤文香,島田潤一郎,荻野直人,三川祐,苅谷崇之,山本和之出版社/メーカー: パブリック・ブレイン発売日: 2016/1…

横溝正史のブーム ~面白い小説を見つけるために #6

ルパン(モーリス・ルブラン)から、江戸川乱歩(じっさいには読書体験はなかったのだが)と来たが、ここで横溝正史に触れておく。 thx.hateblo.jp横溝正史作品もまた、ぼくは読んでいない。正確に言うと、何冊か手にとったんだけど難しすぎて歯が立たなかっ…

見たことがないものを生みだす力とは ~小林せかいさんの『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』を読んで

読書会ファシリテータの穂崎(@xaqihooo)です。 「未来食堂」店主・小林せかいさんの新刊『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』*1(太田出版)を読みました。ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由作者: 小林せかい出版社/メーカー: 太田出…

【小さな旅】好天の農園~SOLSO FARMにまたやってきました

川崎・宮前区にあるSOLSO FARMに、またお邪魔しました。 solsofarm.com今年の秋にはじめて訪ねたのですが、そのときの天気は雨でした。それも半端ない豪雨。 thx.hateblo.jpいつかリベンジをと思っていたのですが、朝に娘が起きてきたら「トマトが食べたい」…

未来食堂で読書会します!

神保町にある食堂、未来食堂に行ってきました。11:00開店で本日一番乗りです。 ■未来食堂 miraishokudo.com 日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー受賞 店主の小林せかいさんは、今年の「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017 食ビジネス革新賞」を昨日受賞され、そ…

「ロミオとジュリエット」プロジェクト、開始!

アラフィフパパの積ん読王(@xaqihooo)です。 11/25一昨夜、ぼくが主宰している読書会でのワークショップ「はじめて触れる戯曲」を開催しました。 今期最終ステージに向けて まずは軽いウォーミングアップから。この日はとても寒かったので身体の中心を温め…

【小さな旅】都バスに乗って東京スカイツリーへ

アラフィフパパの積ん読王(@xaqihooo)です。 ようやく、東京スカイツリーに上ってきました。これまで近くには立ち寄ってきたんですが、スカイツリー自体にははじめて。 www.tokyo-skytree.jp今回は、都バスを使ってみました。 いつも利用している都バスの…

明智小五郎をはじめて読んでみる ~面白い小説を見つけるために #5

なかなか江戸川乱歩から離れられないが、これでいったん最後にします。 thx.hateblo.jpふと本屋をぶらついていたら、乱歩の『怪人二十面相』が新潮文庫nexの新刊として棚に刺さっていた。タイミング良すぎだが、なにゆえに新潮文庫nex? ラノベ? あれ映画化…

読書芸人大賞作品をすべて読んでみることにしたw

しばらく前に、読書芸人大賞にちょっとだけ触れました。 thx.hateblo.jp結局、大賞は芸人さんたちが推薦した作品がすべて大賞になる、という結果だったということです。■大賞作品祐介作者: 尾崎世界観出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/06/29メディア: …

再び「一期幾会」 ~ ワークショップ「はじめて触れる戯曲」第二幕へ

ぼくがお手伝いをしている、読書会「こすぎナイトキャンパス」では、今年の春から、「はじめて触れる戯曲」というワークショップをはじめてみました。 文字通り、戯曲(芝居の台本)を、声に出して読んでみる、という集まりです。この、「声に出して」という…

読書芸人大賞、ってのがあるんですね。

知りませんでした。 www.tv-asahi.co.jp番組観ていないですが、 でも、ノミネート作品が全部「大賞」ってのは、ないんじゃないでしょうかね。文学好き、小説好きを標榜するなら、そんな上っ面な優しさは似合わないでしょう。

多摩川ピクニックで試したこと

先週に引きつづき、多摩川で日曜日ピクニック。 10月末に、群馬県嬬恋でキャンプしたのをきっかけに、家人がアウトドア熱に罹っています(笑)。多摩川の河川敷でのピクニックは、昼前に思い立ってサクサクッと支度して、自転車で向かいました。 ざっくりと1…

いよいよ明日、舞台へ

昨夜10/21の前夜祭を皮切りに、10/22-23と開催される、川崎・武蔵小杉のコスギフェスタ。 明日10/23日、11:30-12:00 地元の劇団カワサキアリスの面々とともに、わたくしめ舞台へあがります。■コスギフェスタ アリスのげきじょう「おと・こえ・ダンスとものが…

アラフィフパパ、初舞台!

すっかり更新が滞っています。 時間がないというせいにしないように、アタマで考えないと。さて、 突然ですが、わたくしめ、今週末に開催される、地元のお祭り「コスギフェスタ」の舞台に出演することとなりました。 馬齢を重ねること48にして、初舞台を踏み…

回想の江戸川乱歩 (2) ~面白い小説を見つけるために #4

小林信彦『回想の江戸川乱歩』(光文社文庫)の話を続ける(はてなのAmazonリンクではなぜか文春文庫版しかヒットしない。光文社文庫版はもう絶版ということか)。回想の江戸川乱歩 (文春文庫)作者: 小林信彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1997/05メディ…

回想の江戸川乱歩 (1) ~面白い小説を見つけるために #3

前回まで。 thx.hateblo.jp 先日、読書会が終わった後の懇親会でのこと。参加者の方たちと、小学生のときには何を読んでいたかという話に、たまたまなった。 参加者は、みなさん30代、ぼくより10歳は若い。 口から出てきたのは、やはりというか、ドイルと乱…

バームクーヘンの焼き色は? ~保育園最後の運動会

以下の文章は、娘の運動会のアンケートを求められたのものをリライトしたもの。■ 園長先生、担当先生、スタッフのみなさま運動会は、大変お疲れ様でした。 演技指導はもとより、準備設営、当日の運営と、いつもながらに体当たりに動くみなさんにいつもアタマ…

【終了】ゴジラとエヴァンゲリオンの読書会

本イベントは終了しました。 参加いただいたみなさん、有り難うございました。本日の読書会では、はじめて板書しましたが、まだまだですね。 後ほどレポートアップします。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::…

ルパンの「大錯覚」 ~面白い小説を見つけるために #2

前回、モーリス・ルブランのルパンの話からはじめた。 thx.hateblo.jpその直後、また本棚を漁っていたら『百年目』(新潮文庫)という本を発見(発見というか自分が忘れていただけなのだが)。サブタイトルには「ミレニアム記念特別文庫」とあるぞ。平成12年…

私は彼女の翼を切り取らなかった

明日からまた仕事です。 月曜日モンスターに打ち勝つべく、TEDを観ました。 今回は、ジアウディン・ユスフザイ「私の娘、マララ」です。digitalcast.jpマララというのは、言うまでもなく2014年ノーベル平和賞を受章した、パキスタン出身のフェミニストであり…

【小さな旅】豪雨の農園~SOLSO FARMにお邪魔しました

こんばんは。 読書会ファシリテータをしている、穂崎(@xaqihooo)です。もう一週間くらいずっと雨続きなんじゃないでしょうか。 さて、来週9/27、ゴジラとエヴァンゲリオンをテーマにして、読書会を開きます。残席充分ありますので、ご都合よろしければどう…

70歳で稼げるナリワイを探して

どうもすっきり晴れません。これは天気の話(苦笑)。 秋の長雨を実感しますね。 わが家のプロフィール サラリーマンのぼくは42歳のときに長女を、45歳のときに長男を授かりました。 家人は同い年です。40歳すぎて流産を一度経てから、ふたりの子どもをしっ…

タイトルとテーマを変えました

大きな台風が、また過ぎ去っていきました。 その強い風と雨は、季節の歯車をガクンと動かしたようです。 肌寒い。 気温もぐっと下がって、夜はなにか羽織らないと肌寒いくらい。暑さ寒さも彼岸まで、という言葉にはいつも感心しちゃいます。 さて、何度目か…

ジュブナイルの思い出 ~面白い小説を見つけるために #1

初秋の休日。 本棚を漁っていたら、こんな一文に出くわした。 僕が最初に本を詠み始めた時、といっても絵本類の段階を抜きにして考えると、小学校入学の少し前からだったと思う。最初は、他の誰もがそうであるように、僕も童話の類にとりついた。 (中略) …

ひろがる読書術 #2

「読書会の技術」を、いったん「ひろがる読書術」と広義に捉えてみた。 「つながる」というよりも、「ひろがる」。ぼくという主体が中心のネーミングである。前回まではこちら。 thx.hateblo.jp なぜ読書会をはじめたか この読書会をはじめたきっかけは、ぼ…

みんなで面白がる場 ~読書会の技術

地元で、読書コミュニティをずっと企画運営している。読書会といわれる集まりだ。 今年の11月で丸5年。ほぼ月イチでやっていて、順調にいけば来春には100回達成予定。回数にこだわるわけではないけど、ひとつの区切りにはなる。 ちゃんと数えたことはないが…

ままならぬは世の常、か

元衆院議員の加藤紘一が亡くなった。40歳以上の人でなければ、おそらくは聞いたこともあまりない名前かもしれない。 www.asahi.comこの人といえば、「加藤の乱」であろう。 加藤の乱の経緯は、こちらに譲る。 加藤の乱 - Wikipedia2000年11月、当時の森喜朗…

村上春樹の短編「沈黙」の朗読を聴く

先日、地元で毎月開かれている読書会「ブックトークカフェ」に参加してきました。 http://everevo.com/event/32570テーマは「こわい本」です。 「こわい本」をみんなで持ちよってみようということですね。 キモとなるのは「こわい」とはどういう意味と解釈す…

人形たちの美しさ、奇抜さ、その多様性に心打たれました ~人形劇団ひとみ座往訪記

いま、ぼくが企画運営している読書会で、今年4月から「はじめて触れる戯曲」というワークショップをやっています。 原則月1回、平日夜の開催です。 シェイクスピア、チェーホフ、三島由紀夫・・・。古今東西の「戯曲」のなかから有名な戯曲を毎回ピックアッ…

最悪の敵「蚊」を寄せつけない方法を知りました!

そうなんですね! っと、思わず「ガッテン」しちゃう記事を見つけたのでした。www9.nhk.or.jpウチの場合には、とくに息子の方が蚊に刺されやすく、しかも本人は虫刺されに弱いので簡単に発熱すらしちゃうこともあります。 きっと、体温が高いとか、蚊が好き…

日本の終戦は9月2日 、せっかくなので「ポツダム宣言」を読んでみた

台風が去って(といいつつ、また来ていますが)、なんだか風が少し涼しく感じられるようになりました。 とても大仰にいいますが、ぼくにとっての日本の夏は戦争とか死者を意識させる季節で、おそらくはその感覚はぼくだけのものではないでしょう。戦争を軸と…

あれからまだ100年も経っていない ~今週のお題「防災の日」に読む一冊

今週のお題「防災の日」。今日は9.1。防災の日ですので、チョイと「お題」にのっかってみました。 が、正直に言いますがさしたる意見もなにもあるわけでなく、仕方ないのでちょうど1年前に投稿した、ある本の感想を再掲します。正午二分前 (ハヤカワ・ノンフ…

自分に必要な〈問い〉を立てて生きていく ~西野亮廣『魔法のコンパス』を読む

本の話がつづきます。*西野亮廣『魔法のコンパス』(主婦の友社)を読みました。 著者はお笑いコンビ「キングコング」の芸人*1さんで、絵本作家でもある、みたい。この本は、彼の「思考と行動」をつづったエッセイです。ビジネスのヒント集といってもいいけ…

半分笑って、半分怒って ~阿川佐和子『強父論』を読む

阿川佐和子『強父論』(文藝春秋)を読みました。 作家・阿川弘之さんが亡くなって一年、ついにというか、とうとうというか、「追悼」本として父娘の記録がでたんですが、そもそもこれは「追悼」しているのかどうか(笑)。死者の生前をしのび、その死を悲し…

3つの円から考える、《ライフ・デフラグメンテーション》

先日ちょっと話した、アニメプロデューサー石井朋彦さんの『自分を捨てる技術』(WAVE出版)。 なかなかに面白く、つい一気読みしたい衝動に駆られてしまうんですが、ややセーブをして、今日いったん読み終わりました。thx.hateblo.jpきっと何回か読み直すこ…

没後20年。星野道夫写真展にでかけてきました

名古屋から仕事で来京している、畏友の那古野さんと一緒に、松屋銀座で開催されている、「没後20年 特別展 星野道夫の旅」を観てきました。 www.matsuya.com www3.nhk.or.jp早いもので、星野道夫が亡くなってから20年です。そういえば司馬遼太郎も亡くなって…

「シン・ゴジラ」でうっとりした、「エヴァ明朝」の文字たち

ようやく、「シン・ゴジラ」を観ることができました。 SNSなんぞで「行ってきました」「観てきました」という投稿につづいて、みなさんの魂の震えを目にするたびに、パーティ会場で壁ぎわに追いやられている気がしたものでした。 が、昨夜フライデーナイト、…

再起動するための知的デフラグ術 ~石井朋彦『自分を捨てる仕事術』を読む

「再起動するための知的デフラグ術」というのをはじめます。ほんとは「知的デフラグ術」ではなく、「教養」とか「読書術」とかにしようと思ったのですが、少し幅を持たせたテーマ設定にしてみました。**いま、アニメプロデューサー石井朋彦による『自分を…

「アルプスの少女ハイジ」HDリマスター版放送を観て

先週のこと。 CSの番組表を眺めていたら、「アルプスの少女ハイジ」の一気放送をたまたま見つけたので、あわてて録画予約しました。 全52話。なかなかのボリュームです。ところで、なんでこの時期に「アルプスの少女ハイジ」なのかというと、8/12は「ハイ…

ビニール傘 やがて悲しき台風一過(字余り)

台風9号、MINDULLE(ミンドゥル)が、首都圏を通過していきました。これから進路にあたるみなさんは、くれぐれもお気をつけください。 早朝には、じわじわとその触手を伸ばしたと思ったら、あっという間に都心を呑み込んでいました。 ぼくは、このところ早朝…

多作の人 ~藤子・F・不二雄ミュージアムで感じたこと

リオ五輪、水泳・男子400mメドレーリレーでは日本は5位でした。卓球女子団体戦は、順調なようでなによりです。 ぼくは、伊藤美誠(いとうみま)さんが個人的に好きですね(^^)v 立ち居振る舞いが、いちいち初々しい。でも、強い。 rio.yahoo.co.jp rio.headlin…

【小さな旅】どこか懐かしい空気がある ~川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム

陽射しがそんなに厳しくないお盆休み。 川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムにでかけてきました。それほど暑くないのは有難いですね。 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム入り口ではやや待たされましたが、シンプルなエントランス周りにはドラえもんが出迎…

【小さな旅】司馬遼太郎について思う二、三のこと ~安城市読書会 (2)

朝4:00くらいに起きて、選手たちの奮闘をよそに朝湯に浸かり、ホテルの朝食を食べる。8:00過ぎには安城を後にする。 リオ五輪大会2日目。 rio.yahoo-net.jp新幹線の中では、村上春樹『シドニー!』をぱらぱらと読んでいく。16年前の記事。思えば遠くに来たも…

【小さな旅】司馬遼太郎について思う二、三のこと ~安城市読書会

愛知県安城市に来ています。友人主催の読書会に参加するためです。 ちょうど出立の時間がリオデジャネイロ五輪の開会式と重なっていたので、リアルタイムには開会式自体は観られず。 そういえば、iPhoneでNHKの五輪観戦アプリをダウンロードしたことを思い出…

太宰治『人間失格』を、はじめて読んでみた(2)

太宰治『人間失格』のつづき。 thx.hateblo.jpこの小説は、主人公・大庭葉蔵の手記というかたちをとって進む。 幼年期から「第一の手記」としてはじまり、青年期の「第三の手記」で終わる。前後には、第三者の視点で書かれた「はしがき」と「あとがき」が配…

太宰治『人間失格』を、はじめて読んでみた(1)

驟雨というのには、激しすぎる雨が通り過ぎていきました。 その後には、むっくりと入道雲が起き上がっていました。夏の空ですね。** 太宰に関しては、何を書いても、石が飛んでくるという気がする。これは、ぼくが臆病だから、とか、被害者妄想の気味があ…

安城読書会2016にでかけます

7/31投開票の東京都知事選では、元防衛相の小池百合子さんが初当選を決めた。 自治体が違うので直接には関係ないが、4年後には東京オリンピックが控えているし、なんと言ってもこの国の首都でもある。なにかと話題にされやすいし足元を掬う連中も後を絶たな…

面白い小説を見つけるために ~又吉直樹『夜を乗り越える』を読んで

四万六千日、お暑うございます。 遅れ馳せながらに梅雨が明けましたが、その途端、そこにはぎらつく太陽がありました。休みの日は、子どもたちとせっせと外出することになるでしょう。子育ては体力勝負だと改めて思う季節です(^^;さて。 先週、ぼくがファシ…

【芥川賞直木賞予想 #155-9】 第155回芥川賞直木賞の代表選評を楽しむ

第155回芥川賞直木賞の銓衡が終わりました。 各賞の代表選評も掲載されていまして、余韻を楽しんでいます。www.sankei.com www.sankei.com芥川賞候補はまさしく力作揃いで、読んでいるこちらとしてはとても楽しめました。 一方で、直木賞は、例年になく盛り…